香港の投資会社Oasis Management Companyが、KADOKAWAの株式を8.86%取得したことが明らかになった。13万株以上を購入してのことで、目的は「重要な提案活動」――つまり経営に介入して株主リターンを高めること。ゲーマー的に最も気になるのは、KADOKAWAがフロム・ソフトウェア(エルデンリング)、スパイク・チュンソフト(ダンガンロンパ)、アクワイア(マリオ&ルイージ RPGブラザーシップ!)などを傘下に持つ日本最大級のゲームパブリッシャーグループである点だ。
Oasisといえば、2014年に任天堂へ送った公開書簡が業界的に有名(悪名高い)。その中には「99セント払うだけでマリオが少し高くジャンプできる、と想像してほしい」「残念ながら、マリオを遊ぶためにわざわざ任天堂のハード(しかも赤字販売)を買わなければならない」といった、ゲームファンの目を疑うような主張が並んでいた。あれから12年、今度はKADOKAWAに白羽の矢が立った形だ。
フロム・ソフトウェアのファンは警戒が必要かもしれない。 Oasisが過去に任天堂へ求めたのはF2P化と課金モデルの導入。同様の「株主目線の改革」をKADOKAWAに求めてくれば、クリエイター主導で生まれてきたソウルシリーズのような作品の未来にも影響しかねない。現時点では具体的な要求は明らかになっていないが、続報に注目が集まる。