ヨーロッパのゲームレーティング機関PEGIが、ゲーム評価基準を大幅改訂した。ルートボックス(ガチャ)などのランダム課金要素や、ログインボーナスのようにプレイヤーを繰り返し呼び戻す「プレイ・バイ・アポイントメント」と呼ばれるダークパターンが新たな審査対象に加わり、これまで全年齢向けとされていた人気タイトルの年齢指定が次々と引き上げられている。『マリオカート ツアー』や『ポケモン ポコピア』もその対象となり、後者は3歳以上から7歳以上へとレーティングが変更された。
一方、北米のレーティング機関ESRBはこの動きに同調しない姿勢を明確にした。「年齢・コンテンツレーティングはゲームの内容と、それがプレイヤーに提示される文脈に基づくもの。コンテンツと無関係な要素が評価に影響すると、保護者やプレイヤーを混乱させる可能性がある」とコメントし、現時点でESRBが基準を変更する予定はないと述べた。EA Sports FCやRobloxなど、子どもに人気でありながらガチャや誘導型設計を持つタイトルへの影響は必至で、業界全体を揺るがす規制の大波が押し寄せている。
PEGIは既リリースタイトルへの遡及的な再分類は行わないとしているが、今後の新作・アップデートには新基準が適用される見通し。欧米でレーティングが分断されることで、グローバルタイトルの運営に新たな複雑さが加わることになりそうだ。